削蹄塾 わたりがらす ジャパン・メソッド-新しい削蹄法を目指して-
削蹄とは? 削蹄質問箱 ジャパンメソッド 対称削蹄法 ヒールレスセオリー ヒールレステクニック プロフィール

削蹄質問箱

1.なぜ蹄はのびる

2.蹄が伸びると血管も伸びるか

3.フリーストールのほうが何故伸びる

4.削蹄で蹄病は防げるか

5.削蹄で乳量は伸びるか

6.削蹄で体型は変わるか

4.削蹄で蹄病は防げるか

A.セロファン紙に破れが見つかったとき、その部分を大きく切り取ると破れが大きくなりにくいことは良く知られています。また、厚い部分があると、強くなるのではなくその両端で破れやすくなります。この時も厚い部分を大きく切り取ればその弱さをカバーできます。蹄も同じようにします。削蹄時に見つけた亀裂は、大きくえぐっておきます。また、蹄血斑などのように蹄の劣化した部分も取り去りますし、厚く盛り上がった蹄壁も平らに削り取ります。これらのことによって確かに蹄病はある程度予防できますが、蹄底の表面に現れているのは基本的には2カ月前の情報なので、蹄の中に隠れているものを見つけるのは容易ではありません。もちろん、今現在、蹄を作っている知覚部で起こっていることは分かりません。ただ、内外蹄をできるだけ対称に削り、負重を50:50でバランスさせると負重から来るトラブルは最小限にできます。


 
質問・ご意見はこちらまでmanabe@raven.co.jp